宅建試験の出題範囲を把握しよう

よく宅建の試験に合格するには「どれくらいの勉強時間が必要なの?」という質問を耳にしますが、一概に「◯◯時間」と言いきれないのが難しいところです。

初めての挑戦なのか、何度目なのか、不動産業界の人なのか、大学で法律関係を学んだ人なのか…など、その人のもともとの知識にも大きく関わってきます。

また、一から独学で目指す場合と、通学や通信講座で勉強する場合とでも、必要な勉強時間がまったく異なってきます。

どのような勉強方法を選ぶにしても、まずは試験の出題範囲をしっかりと把握しておきましょう。

宅地建物取引士の試験科目

年に1度、10月に実施される宅地建物取引士の国家試験。
受験時間は午後の13:00〜15:00までの2時間で、試験の出題数は全部で50問、「権利関係」・「法令上の制限」・「宅建業法」、「税その他」の4分野です。

権利関係

「権利関係」の分野では、民法の基本・借地借家法・区分所有法・不動産登記法などに関しての問題がでます。

不動産に関することだけではなく、生活に関わる民法という法律を学ぶので、一番理解力が要求される分野です。出題数は14問です。

法令上の制限

「法令上の制限」の分野では、開発行為・都市計画法・建築基準法・国土値用計画法・農地法など法令に関する問題がでます。

法令上の制限は一番暗記が必要になる分野なのですが、最近では暗記するだけではなく、自分で考えることも必要となる問題も多くなっているようです。
出題数は8問です。

宅建業法

「宅建業法」の分野は、不動産業界ですでに働いている受験者にとっては身近に感じ立てる分野でしょう。

業者の免許制度・取引主任制度・保証金・公告の制限などの宅建業法に関する問題が出題されます。

この分野は一番得点を稼げる分野といわれ、出題数は20問と一番多くなります。

税・その他

「税」は、登録免許税・固定資産税・印紙税・不動産所得税など不動産に関する税金<の問題が出題されます。 そして「その他」では、公告のガイドラインや住宅ローン、鑑定評価、土地、建物など幅広い分野から出題され、出題数は「税」と合わせて8問です。
「税その他」の内訳は、以下のようになっています。

  • 地方税(固定資産税・不動産所得税)は1問
  • 国税(所得税・印紙税・登録免許税)からは1〜2問
  • 価格(地価公示法・不動産鑑定評価基準)から1問
  • 実務(独立行政法人住宅金融支援機構法・不当景表法・統計)から3問
  • 土地・建物から2問

宅建の試験はすべて筆記試験で、択一式です。択一式といってもいろいろな種類がありますが、四つの選択肢のなかから正解を一つ選ぶ四肢択一式です。

ただしすべてが「正しいものを一つ選ぶ」という方法ではなく、最近では「正しいものはいくつあるか」という個数を当てる方法や、「間違っている組み合わせはどれか」という組み合わせ問題も出題されているようです。

出題分野の勉強をするだけではなく、それぞれどのような出題傾向にあるのか最新の情報を調べて対策を練ることも受験勉強には大切なことです。